夏の全体作業を行いました

ここ最近は電車も止まるような雷雨が夕方から始まりバケツをひっくり返したような大雨が突然始まり戸惑いますが、畑や庭の花たちへの水撒きが要らなくて 夜も涼しくなってホッとしたりします。

そのためか、作業日の朝は富士見の町からモクモクと蒸気が上がり雲海を作っていました。

でも空を見上げると今日も熱くなりそうな気配です。

そんな8月23日、午前9時を過ぎると多くの参加者が来られました。

それに、いつもご参加いただいている「八ヶ岳自然クラブ」と、先生と一緒に参加していただいた「富士見高校環境科学部」の皆さんを合わせると、なんと総勢67名・・・猛暑による人手不足を心配されていた上原事務局長もビックリ!

それに地元の富士見財産区管理会からも会長たちお二人がお手伝い兼見学でご参加。(入笠湿原の一部には富士見財産区の管理箇所があったりします。)

今日の作業はあまり人が歩かず存在感が薄いためクマザサが占拠し始めている湿原脇の木道整備、そして例年より早く穂が目立つ湿原内のススキ刈りです。

平賀副会長からご挨拶と熱中症など注意喚起のあと、作業説明。

道具を持って移動を始める頃には、もう暑いです。

ススキ刈りは炎天下、それも多くの花が咲き乱れ 春の花は種を育てている時期なので歩くのも気遣いが必要なため慣れたベテランさん達を中心にお任せ。

今年はオミナエシとマツムシソウが多いですね。

足元には白く可愛いウメバチソウ。

アケボノソウも小さいですが人気の花ですね。

花が多く、皆さんに見てもらいやすい場所は木道から手を伸ばして。

暑い中ありがとうございます。

湿原脇の木道整備は木陰ですが

やっぱり硬い笹は大変。暑いですねー

頑張り過ぎず、ノンビリね。

さすが高校生、元気で仕事が早い!

地元財産区のお二人もベテランの余裕!

休憩時、少し目線を移すと

人気のアサギマダラとヒョウモンチョウも休憩中

咲きだしたエゾリンドウ

ホソバトリカブト

信州で秋の気配・・・といえばワレモコウにコバギボウシ、ツリガネニンジン、アキノキリンソウやノアザミですね。

他にも今回は花の写真が沢山!

緑と赤のモウセンゴケ

このアケボノソウは花が沢山!

皆さん、暑い中お疲れ様でした。

流した汗に比例して? 湿原脇の木道が切れているところも散策し易くなりました。

木道からの花も際立って綺麗ですね。ありがとうございました。

作業後、せっかくだからプロのガイドを務める平賀副会長の「季節の山野草観察会」を行いました。

花の名の由来や特徴、人気アニメにも使われる文様など多角な説明にそれぞれの印象が深まりますね。いつもありがとうございます。

今日のお昼からは皆さんお弁当を食べてハイキングですか?

今日は皆さん、暑くて大変だったのに初めから終わりまで・・・いえ、終わった後も笑顔を絶やさず朗らかに過ごされていた事に役員一同が感動しておりました。また来月、もう少し秋が近づいた頃に御一緒しましょうね。それまで怪我や熊に気を付けて自然を満喫してくださいね。

片付けも終わり汗を拭き湿原に目を向けると・・・

やはり、暑くてもほんの少し秋の近づきを知らせてくれていました。

写真=杉原英子・鈴木幸男・新野康子


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