第2回登山道整備(with諏訪清陵高校登山部)

立冬、その暦通り富士見の町ではすでに2回ほど霜が降り冬支度が始まっています。

つい先日は八ヶ岳と同時に入笠山もうっすらと雪化粧、それでも近年ひと月ほど冬の入りが遅い感じです。「二季」なんて言われていますが、今年の信州は山の木々がしっかりと紅葉し稀にみる美しい秋と出会えましたね。

先週、入笠山頂に霜が降りる前の11月1日には前月に引き続き2回目の登山道整備を行いました。

前日夜半まで続いた雨がギリギリまで心配でしたが朝にはすっかり晴れてひと安心。諏訪清陵高校登山部は修学旅行前らしく、それと少し早いインフルエンザの流行もあって参加者は少なかったですが今回も顧問の先生と元気な顔を見せてくれました。

今回の作業内容は前回整備した部分の調整と水切り(雨水の流路)、まだまだある危険部分への踏み場の追加です。

ただ何より一番の仕事は部材の運び上げですね。登山道整備部隊のフォローに事務局からも午前中の運搬メインで参加いただきました。心強かったです、ありがとうございました。

でも、やっぱり重い・・・丸太も擬木も鉄筋も作業道具も、それぞれ一人当たりの負担が10㎏を超えるので他の登山者に注意して。

高校生は流石、元気に前を歩いています!

さて、前に皆で頑張った登山道は・・・

うん、うまく隙間も埋まり硬くなって安定してきています。

土が雨で流されたためにまだ少し浮き気味の所もありますね。

さあ、今回も頑張りましょう!

前回に土のう袋で仮押さえして安定したところを岩と替えたり

滑りやすい斜面を削って低い段差を作り歩きやすく。

うん、山好きに年齢は関係なさそうです。

登山者の気持ちになって

雨や雪などの天候・自然は助けても困らせてもくれるので、、仲良く折り合いをつけるように「水切り」も大事!

しっかりした岩を支えに! これぞ近自然工法ですね。

安定感はどうかな?

我ら入笠ボランティア会員も2年前から少しずつ経験を積み手慣れてきましたが、高校登山部員も先月に続き2回目とあって少ない指示でも自身で考えながら手順通りに的確に進めてくれています。心強いですね・・・学校の図書館に掲示された新聞記事(信濃毎日新聞10月24日号)に胸を張って、是非とも部の後輩たちにバトンを渡し続けてくれたらと願います。

お昼ご飯は今回も登山者に混じって山頂で。

足元から上すべて青空です。

午後も頑張って。 登山者のお声がけやお礼が嬉しいですね♪  とても力になります。

最後の仕上げはこれからの雨風と登山者の皆さんに踏み固めてもらって、時間にお任せしましょう。

あとは岩が踏んだ時に動いたり雨や霜柱で流れない程度に土で埋めて

片付け後は登山中に気になっていたところを整備しながら下山。

山野草が好む土質は斜面で滑るんですよねー。

事故を誘発しない施工を最優先にしているため、場所に応じて人工物も使用しますが出来るだけ(そこにある)自然物を利用したいですね。

これからも長い期間をかけて整備を続け、歩きやすく楽しむことができる魅力的な山になりますように♪

訪れる皆さんにご安全を。


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