入笠山麓の富士見町では そろそろ暖房器具の準備を始める季節となりました。
雨の後の朝などは真っ白な雲海の中ですが、そんな日はいそいそとキノコを採りに出かける方も多い時期ですね。
来週末にはまた冷え込むとの予報の中、今年最後の全体作業日となります。
10月25日(土)午前9時30分 入笠湿原 山彦荘横広場集合です。
ゴンドラを降りて湿原までの道で身体は温まるとは思いますが、標高1800mでは少し落ち着くと冷えが来ると思いますので服装のご準備は念入りに。
当日の作業はこの時期恒例の
湿原の東側(パノラマ側)笹刈り
・・・皆さんのお力添えが3年目となり、笹の背丈や成長が少なくなって山野草やキノコなどが育ってきた場所も多いです。引き続き豊かな植生を目指しましょう♪
湿原北側のズミの枝打ち
・・・ズミは放置すると枝が自由に暴れだし樹形は悪くなって地面の日光を遮ります。初夏に咲くズミの白い花と地面の山野草の生育を促進させるため(クリンソウやエンレイソウはとても増えてきましたね)これからも手を入れていきましょう♪
湿原内の国内外外来種や異常繁殖種の除去
・・・毎回の全体作業での除去作業のおかげで、今年は一段と湿原の草紅葉が綺麗です。それでも強い繁殖力を持つイタドリやヨモギ・シダ類が目につきますね。
登山道整備のためのリサーチ
・・・現在は地元有志を中心に山頂までの登山道補修整備を行っていますが、ご興味と参加意欲のある方は是非ご参加ください♪
作業終了は11時30分、その後は道具の片づけを終えたら全員参加の総会を行います。(30分程度?今年の振り返りや報告、ご意見ご提案など会合の時間です。)
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総会終了で今年の全体作業は終わり となりますが、昨年よりお弁当がなくなり少し寂しいとのご意見も多くありました。お弁当の中身よりも全員での「お弁当の時間」が無くなったことが主ですね。
長年会員としてお集まりくださっているベテランさんにとって、これはコロナ禍から続く寂しさのようです。せっかく入笠への思いを同じにする人たちが集まっているのに、湿原の維持保全作業以外の勉強会やコミュニケーションの機会が少ない・・・とのご意見も聞きます。
そこで今年はあくまで有志による「実験」レベルですが、
総会終わりで参加ご希望の皆さんと
「地元食材のみで作る キノコご飯&キノコ汁 で雑キノコの味勉強会」
を行います!
入笠山麓で採取したジゴボウ(ハナイグチ・ヌメリイグチ)で炊き上げたキノコご飯と、入笠山麓で出会う様々なキノコの入ったキノコ汁を少しづつですが皆さん囲んで味見し、知っていただければと思います。(伊藤顧問や小林顧問などキノコ鑑定士やベテランのキノコ採りが監修ですのでご安心ください)


これは入笠ボランティア協会主催ではなく、「たまには今まで話す機会もなかった仲間同士で…せっかく予定を組んで湿原まで来たので…」的な気軽なものですので参加は自由です。先ほど「実験」と申しましたが、ある程度のご参加数と皆さんの評価次第で今後も出来る中で継続していければと考えています。
今回の参加協力費は お一人100円 です。 良ければポケットに100円玉を忍ばせて当日お越しください。
今年も会員の皆様への仲田顧問からのお土産、雪割草の苗もご用意していますよ♪
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今年最後の全体作業、当日の秋晴れを祈りつつ皆様のご協力をお待ちしております。少し寒くなりそうですので暖かい格好でお越しくださいね。