大阿原湿原の巡回

6月21日の全体作業終了後、午後に有志数名で大阿原湿原をドローン撮影と巡回に向かいました。

皆様もご存じのようにここは入笠湿原より広い高層湿原で周囲の木道を歩くと気持ちの良いところですが、もともとトイレがなく最近は熊の目撃情報や痕跡も多いので 久々の散策というメンバーも。

「昔は湿原一面にギョウジャニンニクが生えていたんだよ。テイ沢の付近まで行くと黄花のホトトギスも咲いていたしね。」 なんて先輩たちに聞きますが、だいぶ水の流れが減り乾燥部分が増えて草原になりつつあります。また、ここも周囲に笹が増えて見事なコケの群生を侵食しつつある状態。

やはり入笠ボランティア協会のメンバーは、「入笠湿原が好き」の前に「植物や動物・昆虫など自然が好き、登山や山の空気が好き」が先に来る人が殆んどなので、いまでも手が回り切れていなくとも 「ここ大阿原湿原も少しでもなんとかしたい。」という方が多いです。

近年は頼りになるメンバーが増えて来ていますので、そろそろ本気でボランティア有志で力を合わせて入笠湿原と手分けしたり伊那市と連携したりなど計画実行しようと思惑しています。

毎回は無理でも「気の向いたときに自分の出来ること」をお手伝いいただける方は是非ともご協力くださいね。

この日は撮影と植生の状況確認のみ、後ほど入笠湿原に戻り看板と柵の追加補修を終えての帰路で

まだ幼さの残るホンドギツネがご挨拶。

一日頑張った疲れが飛んじゃいますね♪

それでは貴重な大阿原のドローン映像をどうぞ。


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