初夏の湿原、全体作業を行いました

今年の梅雨は大雨と猛暑の交差する、身体には少し辛い梅雨ですね。

それでもこの時期は毎年変わらずエゾハルゼミが鳴き、カッコウの声が響き、ヤマガラやシジュウカラなどの若鳥は親に導かれて森や高原で初めての大冒険をしています。

そんな梅雨の中休みの週末、すっきり晴れて暑くなりそうな予感のする青空の下で全体作業が実施されました。

前回の全体作業日が雨だったので、続々と参加の会員さんが!

3年目となる諏訪清陵高校登山部も参加されたため、総勢70名!

湿原の二ホンスズランもまだまだ元気でパノラマリゾートのスズラン祭りも終盤、朝から多くの登山者や散策の方々が多いため湿原内の立ち入りは控えて・・・

昨年の大雨で荒れた手前の草原と、木道から手を伸ばして湿原の国内外の外来植物や増え過ぎた場違いな植物の除去。あ、車道沿いもチェックが必要ですね。

会長からざっくり説明を受けたら手分けして作業開始です。

諏訪清陵登山部のみんなは現地で説明を受け

話し込む顧問の先生と会長には目もくれず、スズランの咲く丘で木道から手を伸ばしてイバラなど除去。

我らがボランティア協会の皆さんは

多くの散策客を横目に黙々と

日差しが強くなってきたから、しっかり水分摂ってくださいねー

木道沿いも気になるところがいっぱい。

整備した後は気持ちいいですね。

モウセンゴケも元気!

ちょうどレンゲツツジも満開!

毎年みんなで大事に手を入れている結果が生んだ景色ですね。

車道沿いのセイヨウタンポポやシャスターデイジー、ヘラバヒメジョオンもしっかり抜いて

駆除した帰り道の車道沿いはオタカラコウと並ぶクリンソウが満開!

アヤメも弱りそうなほど暑い中、皆さん楽し気にずっと手を動かされています。

それでも誰も大きな怪我もなく熱中症にもならず、明るく元気にお仕事を終えました。

まだまだ手を入れてあげたいところは沢山ありますが、夏の花たちの準備に少しは役立ったかな。あとは会員さんたちの個人作業と、訪れる人たちのマナーに託しましょう。

ベニバナイチヤクソウも無事に咲いて

山彦荘前のキバナノアツモリソウも元気です。

これからもずっと永く守り育むために、皆様のご協力をよろしくお願いいたします。

人が多いので迷惑にならないよう、少し遠慮気味に今回もドローン撮影を行いました。


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