第2回 初夏の全体作業を実施しました

梅雨に入り大雨が続きましたが当日朝には雨も上がり、中腹の霧を抜けると湿原から尾根筋は青空が見え始めていました。

当日の参加会員は51名!

ちなみに私といえばギックリ腰で欠席です・・・活動は気の向いたときに出来ることをゴニョゴニョ・・・

そして恒例、富士見町スキースポーツ少年団のメンバーと保護者から35名の有志が参加してくれました!

梅田・平賀両副会長の案内で湿原まで来てくれた彼らは、少年団のコーチをされている沢崎会長と沿道のシャスターデイジーとセイヨウタンポポなど外来種の駆除に出発です。

毎年の彼らと協会の活動が功を奏し、シャスターデイジーは数年前と比べ本当に少なくなりました。ささやかな活動ですが、行動すれば実を結ぶことを実感し沢崎会長の目頭も熱くなっていました(らしいです)。

そりゃこの光景を見ればそうなりますよね♪

さて我らが入笠ボランティア協会は

予定していた登山道整備は先日までの大雨で荒れ気味なのでソッとしておいて、湿原に広がり過ぎたヤマドリゼンマイとイタドリの駆除です。

50名が散らばり一斉に!

これぞ人海戦術ですね。

もうそろそろ花を咲かせ始めるヤナギランやノハナショウブ、伸び始めたエゾリンドウ、サワギキョウなどを踏まないように足元を注意しながら・・・

湿原のコケにも気を配って・・・

どうじゃー!!!

暑くなってきたお昼前に作業は終了しましたが、午前中だけで気を使いながらの作業なのに大漁です! これだけの量を湿原から持ち運ぶ方が大変なくらいですね。

大きな葉を広げるヤマドリゼンマイや根が強く広がるイタドリがなくなると、見渡せる景色も変わり 何より小さな山野草に光が差して成長を促してくれます。

作業後に、毎回人一倍頑張って下さる勉強家の会員さんが見せてくれました。

なかなか木道を立って歩いているだけでは見つけにくいモウセンゴケ達、今年も元気に育っていますね♪

今回も80名を超す大人数ながら事故も怪我もなく、無事に楽しく終えることができました。

何より無理せず楽しく参加していただけると、次も参加してもらえるかなー、頑張った結果を見に来てくれるかなーと思っちゃいます。

「来てよかった♪ 楽しかった♪」と思っていただければ、きっと「来てくれてよかった♪」と山野草達も思ってくれるので win-winな関係を入笠の自然と築けると思います。

次は夏の終わり、それまでに入笠の自然は何度も移ろいます。

7月8月は花盛り、麓の「天然温泉ゆーとろん」の空を見上げる露天風呂も最高の季節です(きっとギックリ腰にも効くでしょう)。是非とも入笠山に足を運んでくださいね。

あ、今回の「終わりの会」でツキノワグマ出没の件をお話しましたが・・・被害や目撃報告が今年の入笠山に未だ無いだけで、以前からツキノワグマは生息していますよー。特に釜無山近辺と、大阿原湿原から伊那市側の山中は今年だけでなく毎年「普通の自然動物」として生息確認(生体目撃や足跡・熊棚など)しています。これは近年の「人間社会に被害を与える害獣」としてのクマと位置づけはしていませんので、里に出たり被害がない限り騒ぎ立てずに今まで通りソッとしておきますね。


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