生徒たちが夏休みに入りましたが、全国的に猛暑ですね。
生活圏の平均標高が1000m前後の富士見の町の皆さんも「昔は25℃を超えることなんてなかったのに・・・。」なんて仰いながらクーラーの設置を検討されたり、中には既に設置済みのお宅も増えてきました。
皆さんはお元気に過ごされていますか?
決して無理はされないように。
ほんと、この時期に全体作業を設定しなくて良かったと役員一同胸を撫で下ろしています。入笠も気温こそ少し下がりますが紫外線は強烈なので長時間の作業は危険です。
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この時期は全体作業はありませんがコロナ明けから地元 富士見中学校で「入笠山学習」を行っており入笠ボランティア協会の地元役員も案内指導の協力をさせていただいてます。
これは去年の7月ですね。
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今年は7月9日、平日なので地元役員もなかなか時間の調整が大変でしたが沢崎会長はじめ鈴木副会長と、急遽世話役の佐藤さんと大河内が参加しました。
午前中から40名の中学生が引率の先生や沢崎会長と入笠山頂に上り、お昼からは湿原を中心とした観察会です。
さて、どうするか・・・先生と打ち合わせて希望コースごとの班分けです。
鉱石など地質分野の数名は授業で慣れておられる先生に!
じっくりと植物を学びたい生徒数名はベテランの佐藤さんにお任せしましょう!
湿原における水の役割と影響を学ぶ生徒10名程を鈴木副会長、お願いします!
入笠の自然環境と生物達については残る20名弱、それなら・・・
沢崎会長「ぼくはヤマドリゼンマイの駆除をします。」
え?
「協会の活動を実際に見てもらいましょう!」
は、はい・・・。
「それに今日の写真撮影も必要ですしね。」
・・・宜しくお願いします。
そ、それでは生徒と引率の先生と信濃毎日新聞社も合わせて大河内が担当します。
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ちょうどアヤメからノハナショウブに代わる時期、モウセンゴケも元気に増えていたので生徒たちも興味深々。残念ながら最近時折顔を見せてくれるオコジョには会えませんでしたがアナグマの掘った痕なんかも見つけながらゴンドラ山頂駅まで約1時間半。
心配していた雨にも合わず無事に終えることができました。
で、会長・・・良い写真は撮れましたか?
「夢中でゼンマイを刈っていたら楽しくなっちゃって1枚も・・・。」
解ります、わかりますとも。全体作業の時はいつも色々なところに気を配っていてジックリと向き合えないですものね。
特にこの時期に大きな葉を刈ると、その下に新たな宇宙が広がってますものね。
今回は写真はご容赦願いましょう。何なら信濃毎日新聞社が近いうちに掲載してくれますよ。
来年もまた生徒たちにも来てもらいましょうね。
そしてお手伝いしてもらえる世話役の方も増えるといいですね。
あ、信濃毎日新聞といえば・・・7月9日の全体作業日の記事が掲載されていました。少しずつでも次の世代に何か残すことができれば良いですね。