11月19日は富士見の町にも初氷の知らせが届いた寒い朝でしたが、快晴の空の下で作業を始めた午前9時過ぎには幸いにも暖かな日差しが降り注ぎました。
本日は地元在住の役員有志で、入笠山が氷と雪に覆われる前に今年最後の湿原整備をしました。
まずは、春の全体作業でボランティア会員の皆さんと協力して設置した遊歩道脇のロープの回収です。
これは、冬も安全に入笠山を楽しんで貰えるよう、スノーシューでの散策やクロスカントリースキーでロープに足に引っ掛ける等の事故防止とロープの劣化を防ぐのが目的です。
次に湿原周辺や広場の草刈り。(湿原内は毎年富士見町さんがパノラマのグリーンシーズン終わりで刈ってくれています)
昼からは刈った草を集め、登山者の安全と飛び火による山火事に細心の注意を払いながら野焼きを行いました。
湿原での野焼き風景はちょっと珍しく、ちょっと懐かしく、ちょっと勇壮で、、。
当日入笠山に来ていた登山者の皆さま、迷惑がらずに野焼きの写真を撮ったりお声がけ下さったり、ご理解頂き深く感謝致します。
これで外来植物の抑制や山野草の病気・害虫駆除の助けになりますよう、次の春もより多くの山野草の芽吹きが見られますように・・・と煙に燻され涙目になりながら祈る気持ちで野焼きを完了しました。
最後にボランティア協会の倉庫整理。
今年も頑張ってくれた道具達を綺麗にまとめて来春に備えます。
チェーンソーや草刈機等の機械には冬の間に刃研ぎとグリスアップ。春にまた会員の皆さんが気持ち良く作業にご参加いただけるように、準備してお待ちしています。
もちろん、新たなご参加や新規入会も心よりお待ちしています!
これで今年の入笠ボランティア協会の湿原整備は仕事納めです。
今年もコロナ等の影響があった中で、遠方から参加してくれた方々、平日にひとり道沿いの清掃に何度も来てくれた方、時間の空いた週末に外来種の除去やゴミ拾いにきてくれた方々、観光客や登山客に親切に花の説明や案内をしてくれた方々、ありがとうございました。コロナ禍や諸事情でなかなか訪れる事が出来なくとも、何度も入笠山を想ってくれた会員の皆さん、入笠山ファンの皆さん、ありがとうございました。
来年は記念すべき当協会の設立20周年!
雪が融ける頃、小さな山野草達の元気な芽吹きと、温かな皆さんの明るい笑顔に再びお会い出来るのを楽しみにしています!
(報告:大河内朝水)