湿原の整備をしました

4月28日(日)役員と有志で湿原の整備を行いました。
第1回全体作業が中止になり、湿原の整備が遅れました。少しでも整備が出来ればと、役員と有志8人で作業をしました。

一週間過ぎた湿原の雪はほとんど消えていました。
しかし4月の寒気の影響は深刻で、穏やかに見える湿原も、表層10センチ以下は厚い氷の世界。ロープを支える支柱の設置に苦労しました。

朽ちかけた木杭をプラ杭に変える作業を始めたのですが、10センチも入ったところで石に突き当たったようにピタリとそれ以上入りません。
もう5月なのに地下はまだ冬でした。
木杭を頑張って抜き取ってプラ杭に差し替えたり、ヤカンのお湯をかけ、鉄棒で氷を強引にかち割ったり、悪戦苦闘の上ロープの設置を終えることができました。

続いての作業は沢入からの遊歩道の整備。
ぬかるんで赤土がむき出しの遊歩道にスノコを設置しました。

湿原の大看板前の立派な木道ができる前に敷いていたスノコの再利用です。
廃棄せずに保管していたものが役に立ちました。

三角斜面階段右側の枯れ枝やゴミ拾いは今日は一人での作業。
寂しさを紛らす「ツルリンドウの新芽」との出会いで、その苦労が報われたそうです。お疲れ様でした。

本日の作業の締めくくりはクリンソウを植えた早稲田側の水はけの整備。
溝を切って湿原に効率的に水を流すようにしました。
木道が堰になり土砂がたまりやすくなっていました。

今日は人数も少なく作業も大変でしたが、それを癒すような天体現象が現れました。
作業終了間際のお昼前、空にくっきりと虹が出ました。
それも水平な虹。環水平コロナとか言うらしい現象です。
今年もたくさんの方が訪れるであろう入笠湿原。
その春のスタートを切る演出に疲れも吹き飛びました。

次回の全体作業は6月2日(日)です。1回目の作業が中止になった分作業も増える可能性があります。一人もで多くの協力を期待いたします。
お昼はカレーを用意します。お楽しみに!


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