初夏の湿原は

6月末の入笠湿原の様子をお伝えします。
コロナ禍の影響で湿原は例年になく静かです。
担当もしばらくぶりで湿原に入りました。

初夏の湿原の代表選手のスズランは花の時期は過ぎていました。
いくつかまだ花を残してましたが夏の花たちと交代です。

湿原で目立ったのはアヤメです。
ところどころ群生していて鮮やかな色が目に入ります。

キバナノヤマオダマキもピークを迎えてました。
楚々とした淡い黄色の花を風になびかせてます。

アヤメと選手交代を予感させるのはノハナショウブです。
キリッと伸びた茎の先に、力強い花弁の濃い紫が印象的です。
7月上旬が見頃になりそうです。

北西のズミ林に移植したクリンソウも順調に生育していました。
花は上段に移りそろそろ終盤ですが、鮮やかなピンクの花びらは健在でした。

湿原はお花も端境期で静かです。
7月に入っていよいよ夏の花の本番を迎えます。
次回の全体作業日の頃には賑やかなお花畑になっているでしょう。

コロナの影響はまだ深刻な状況を抜け出せておりません。
湿原は安全ですが、行き帰りや休憩時は油断できません。
作業に来られる時にはくれぐれもご注意ください。

追伸:山彦荘のアツモリソウです。元気な姿を今年も見せてくれました。


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