2019年10月27日(日)第5回目の全体作業が行われました。
入笠湿原の秋も深まり、いよいよ山も冬ごもりの様相を見せ始めてきました。
2019年度の活動の締めくくる作業です。早朝は綺麗な雲海も展開、徐々に青空も広がって絶好の作業日和になりました。
8時30分 会長の作業指示で締めくくりの活動が始まりました。
本日の参加者は43名。思った以上の参加者にご協力いただきました。
会長からは「湿原内のヨモギやカヤなどの除去」「台風などで飛び散った枯れ枝の除去」「ズミ林のオロ抜き・剪定」と来春に向けての湿原整備の指示が出ました。
草紅葉も終わりかけた湿原で除去対象の植物を抜く地道な作業が続きます。
ヨモギやイネ科の植物をこまめに取り除いて行きました。
大事な湿原の草花を傷めないように対象だけを抜き取り作業が続きました。
抜かれたり刈り取られた草を処分するのも一仕事です。数を増やした収草バッグが大活躍。重たい枯れ草を周辺の笹原まで運ぶ大変な作業です。
秋の作業で欠かせないのがズミ林の整備。倒れそうな老木や密になったズミをオロ抜いて、適度に光の入るズミ林に整備します。
会長以下チェーンソウの使い手が大活躍!
今回もたくさんのズミを整理しました。明るく綺麗なズミ林、来年の開花が楽しみです。切られたズミは薪として利用されます。運び出しの作業お疲れ様でした。
もう一つ地道な作業が水道の確保。
春の作業で湿原に流れ込む沢の引き込みを追加しました。その効果が現れてきてますが、効果を維持拡大するための整備も行いました。
最終回の作業の後、反省会を兼ねて昼食会を行います。事務局のスタッフが美味しいメニューを用意します。
今日のメニューは盛りだくさん。お昼が楽しみです。
作業は黙々とそして着実に進められ、12時にほぼ終了。楽しい昼食会が開かれました。
メインは旬のお芋の炊き込みご飯。それに合わせた副菜も品数豊富でお楽しみランチが出来上がりました。
一働きの後でお腹はペコペコ。豪華なランチ会の始まりです。風もなく暖かな陽だまりでの食事会・・・いや反省会になりました。
会員から差し入れのお漬物や、会長が収穫したキノコたっぷりのお汁など、大満足のメニューでした。
2019年の全体作業は無事終了しました。
これで湿原はいよいよ冬篭りに入ります。また来年元気な湿原に会えるのが楽しみになりました。
昼食後総会が開かれました。
2019年度の事業報告、決算報告など事務局長より報告がありました。
20120年度の事業の進め方についても意見が交わされました。
来年の作業などについてはほぼ現状継続ということで一致。
役員人事については世話人を増やすことになり、スタッフの強化をはかります。詳細については2020年度の初回役員会で協議決定いたします。
7月の講演会については子供達の参加率を高める工夫も必要という意見もあり、アウトドアクッキングなど子供達の興味も引きそうなテーマを探ろうということになりました。これについても次年度役員会で検討します。
2019年会員は昨年よりも増えて194名になりました。
次年度もさらなる発展を期待し今年度の活動を締めくくることになりました。
来年もよろしくお願いたします。