8月18日の湿原の様子をお知らせします。
夏も終盤にさしかかる8月中下旬ですが、まだまだ湿原は夏の装いです。
昨年は今頃からエゾリンドウが目立ち始めてましたが、今年はやっと蕾が見え始めた程度です。
湿原を彩る青い花の主役はサワギキョウです。まだしばらく楽しむことができそうです。
サワギキョウと争うように湿原を賑わせているのがチダケサシ。少し色が褪せてきていますが、青いサワギキョウと薄ピンクのチダケサシの共演があちこちで展開されています。
今年の会員証にあしらわれているクサレダマも見頃です。
木道周辺には立派な群落も形成され、見る人に印象づけていました。
三角斜面の主役はワレモコウのようです。ツンツンと空に向かって華奢な細い枝を伸ばし先端に渋い紅色の玉をつけてました。
湿原の木道周りの花たちも目を楽しませてくれています。
ハンゴンソウやキオンなどの黄色い花は元気をくれます。
沢の入り込む湿原はミゾソバで覆われてました。
コオニユリも最後の夏を彩ります。
夏の後半の主役の一人がヤナギランですが、今年はあまり良くなかったようです。湿原のヤナギランは終わりかけていました。
もう一人の夏の主役アサギマダラ。白樺林のヨツバヒヨドリやヒヨドリバナには10頭ほどのアサギマダラが群れ飛んでました。
湿原もいよいよ秋に向かいます。マツムシソウやエゾリンドウが賑やかに彩る季節はすぐそこです。
まだまだ楽しめる入笠山でした。
来たる9月8日(日)はボランティア協会の第4回目の全体作業日です。ご協力よろしくお願いいたします。