今年の9月は盛夏と豪雨に支配されており、作業日も台風が近づいていて天候が心配でした。
今回は参加される会員さんが少ないかも・・・なんて思っていましたが

続々と!
44名のご参加です!
3か月ぶりの元気な皆さんのお顔に嬉しくなったのでしょう、会長も、肋骨を骨折しながら参加した事務局長も いつも以上に張り切って作業説明です。

暫らく出来なかった人海戦術でヒメジョオン、ススキやヨモギとイタドリや色々な野稗(ノビエ)類を穂刈りして種の散らばりを防ぎます。
また湿原内に増え過ぎたズミやヤナギとシラカバの苗木を大きくなる前に取り払い、入笠森林になるのを防ぎましょう。

それでは、いざっ!

それぞれの判断で出来た小さなグループごとに徹底除去です。



「ノンビリとどうぞ」の声掛けも「休憩しましょう」の呼びかけもスルーしながら、皆さんドンドンと刈り進んでいきます。

そんな参加会員の皆様へ何か気持ちを形にしてお渡ししたいところですが、イタドリの花束はいらないですね、きっちり処分します。
*近年イギリスでは不動産購入の際、日本から渡ったイタドリが敷地に少しでも見つかると売買価格が大きく下がるほど嫌がられています。

今回も入笠湿原を訪れた人たちが私たちの活動を目にして、色々なお声がけをしてくれました。
人の為でなく花達の為に頑張っているとはいえ、少し嬉しくて少しエネルギーを貰えますね。
その眼差しや気持ちを向けてくれた登山者たちが雨に遭いませんように。
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今回も大勢の心と活動で山盛りの駆除! 来年の湿原が楽しみです。
ありがとうございました、また10月26日の全体作業でお会いしましょうね。

<撮影 鈴木幸男>
追伸
近いうちに、当日の作業状況や湿原の景色をおさめたドローン映像と
当日朝の作業説明時に会長がチラッと話しておられた 虫(閲覧注意レベルのヤスデです)について別にアップしますので、またホームページをチェックしてみてくださいね。