2019年6月2日(日)
今年度の第2回の全体作業が行われました。思わぬ降雪のため第1回の作業は中止になっていたので、今年度始めての全体作業になりました。
雲が多く、肌寒い天候でしたが皆さん元気に参加いただきました。
参加者は、正会員44名、富士見町のスポーツ少年団の子供と父兄32名、総勢76名でした。
6月に入り湿原植物の芽吹きも始まったため、今回は湿原周辺や林道沿いのタンポポ抜き、水路の確保、土留めなどを行いました。
少年と父兄たちは湿原看板前の斜面のタンポポを重点的に抜きました。
大人の会員は山彦荘前の急斜面を重点的に作業しました。
足場の悪い作業でしたが、渚副会長の用意した新型のタンポポ抜きが威力を発揮して、見る見るタンポポが抜かれてゆきました。
御所平へ向かう林道沿いのタンポポも徹底的に抜きました。
砂利の混じった道路沿いの硬い地面に根を下ろしたタンポポに苦戦していましたが、ここでも今年導入した新兵器が役立っていました。
今回の作業の一つに水路の確保がありました。
北西角の沢の流れ込みが一本だったのを修正、分岐させて湿原のより東に流れが入るように作業したのです。
この作業をすることで木道の下の水路に水が流れ込みやすくなり、湿原を潤す効果を期待しました。
もう一ヶ所、早稲田から降りてくる小道脇に溝を掘り、雨水が湿原へ流れ込みやすくしました。
枯れ気味な湿原ですが、こうした土木作業によって少しでも潤いが戻り、湿原植物が元気になることを期待しています。
土木作業はもう一ヶ所。
山彦荘から湿原への降り口の湿原側が崩れかけています。
ここままではどんどん土砂が流れてしまうので、杭を使って土留めを行いました。
太い杭を組み合わせ、頑丈な土留め柵を作ることができました。
作業が終了したところでお楽しみのランチです。
スポーツ少年団のお母さんたちにカレーを用意していただきました。
前日の仕込みはボランティア協会の会員もお手伝いし、お母さんたちに仕上げをお願いしました。
特製カレーは大人気!
お代わりもたっぷり用意され、お腹いっぱい楽しむことができました。
世代を超えたボランティア活動はこれからも続けてゆきます。
7月は野鳥のお話のミニ講演会もあります。
もちろんお楽しみのカレーも。
7月21日の第3回目の全体作業もよろしくお願いいたします。