7月2日(土)22年度第3回目の全体作業を実施しました。
今回はコラボ企画として富士見町スポーツ少年団の皆さんの参加がありました。
全体作業が始まるより前の早朝9時、いち早く到着した少年団の皆さんに、ボランティア協会の講師によるお花の勉強会を実施。子供達に湿原の植物を知ってもらい、保護活動の意味を少しでも理解していただく狙いです。
湿原の花を守る活動の大切さを理解してもらえたら、次世代の保護活動につながればとの期待もあります。
総勢39名の皆さんには記念撮影の後、林道周辺のシャスターデージーの除去をお願いしました。
毎年この時期に徹底して除去を実施してますが、まだまだ根絶は難しく、同じように白いう花が咲き乱れます。でも地道な努力は報われていて、道端のシャスターデージーは少なくなっていると確信してます。この活動はこれからも続けてゆきたいと思います。
ご協力いただいたスポーツ少年団の皆様お疲れ様でした。ありがとうございました。
さてボランティア協会の全体作業は9時半から開始。
こちらの作業は先日有志によって行われた笹刈りの後始末です。湿原周辺に広がってきた熊笹。このままでは湿原内の生態系に悪影響が出てきます。事前にパノラマさんの了解を得て北側の隣接する林付近の笹を刈りました。今回はその刈った笹や枯れ枝などをきれいに片付けました。
大きな収草袋に目一杯詰め込んだ笹を、少し離れた集積場所への運搬など、暑い中大変な作業をしていただきました。
また別な班は湿原にはびこり出したヨモギ、ちょっと増えすぎた花ウドも除去しました。
今回参加いただいた会員は43名。猛暑の中お疲れ様でした。
笹の片づけ、シャスターデージーの除去、目標とした作業は無事終えることができました。ご協力ありがとうございました。
作業終了後、案内していた湿原内の植物勉強会を実施しました。
湿原の植物をよく知る平賀副会長、佐藤世話役の解説で湿原を巡りました。残念ながら湿原の植物は端境期、それでも咲き出したノハナショウブもところどこで見られるようになり、これからが楽しみです。
この企画はこれからも続ける予定です。
数年ぶりに行動制限が解除され、入笠山を訪れる人も急激に増えています。湿原を守る活動にご協力お願いいたします。